【戻り】という現象について

\まずは知っておきたい【戻り】という現象について/

施術後数日で「すごくスッキリしたけど、数日後に少し戻った気がする…」

それは悪いことではなく
むしろ、ごく自然な身体の反応です。

今回は“戻り”という現象について。

■ 戻りとは「身体の記憶」のようなもの

私たちの身体には、筋肉や骨格、リンパの流れなど、
今の状態を“維持しようとする力”があります。
それが「恒常性(ホメオスタシス)」という働き。

この働きがあるからこそ、環境が変わっても体温や姿勢はある程度保たれるのですが、
同時に、良くない状態=“歪み・こり・むくみ”なども身体は覚えてしまっているのです。

そのため、施術で整えても、時間が経つと身体は“慣れていた元の状態”に引き戻そうとします。
これが、いわゆる「戻り」です。

■ 戻りは“悪”じゃない。上書きしていくことが大切

戻ってしまうから意味がない…というわけではありません。
むしろ、施術を重ねることで、新しい状態を少しずつ“定着”させることができるのです。

イメージとしては、

  1. 1回目:きっかけを与える
  2. 2~3回目:変化の形を覚え始める
  3. 4回目以降:定着しやすくなる

という流れで、徐々に“戻りにくい身体”へと移行していきます。

■ だからこそ、「戻る前」に次のケアを

戻ってからリセットするより、
“戻る前にケアする”=いい状態を上書きする方が圧倒的に効率的。

施術の効果が完全に消える前に、再度整えることで、
どんどん“良い状態の記憶”が上書きされていきます。

この繰り返しが、結果として
「顔がたるみにくくなった」
「疲れにくくなった」
「むくみが出にくくなった」という変化につながるのです。

今のあなたの状態は、「変われる力」を持ったタイミング。
1回の変化を“体験”に終わらせず、“定着”という成果へ導きます。

PAGE TOP